21世紀の幕明けに際し

平成十三年 元旦 豊国丸船長 川島誠一

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ご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は、豊国丸にご乗船、並びに当サイトへご来訪下さり、誠にありがとうございました。
 平成十二年を振り返りますと、過去に例の無いほどの記録的釣果、好調さが継続され、釣り客の皆様には良き想い出、更にはシャクリ釣りの楽しさが心に刻まれたことと思われます。一方、初心者・初級者の方々にもその親しみ易さや釣れた時の喜びが、「もう一度」という思いに繋がったことと思われます。これらの良き出来事を更に素晴らしい事と出来るよう、昨年に優るシャクリの技(ギ)を取り入れて、より良い釣りを堪能して頂ける様、心と技を磨いていきたいと思っております。
 平成十三年も昨年同様、皆様のお気にとめて頂けますよう心からお願い申し上げます。

21世紀の真鯛釣り

 私は、船頭として40年近く鯛釣りをして参りました。そのような私が毎日鯛釣りと向き合うことで、心を痛めていることもこれまた事実です。
 今年は過去に例の無いくらい多くの鯛が釣れました。これまでの努力や技術の鍛錬がもたらしたものでもありますが、自然からの贈り物であったと言うのが正しいでしょう。我々が楽しく、そして末永く鯛釣りが出来るようにする為にも、21世紀の自然と共生出来る釣法を考えていく必要があると思っております。
 兼ねてから私は、傷つけてしまった自然をどのようにして癒していくのかと考えております。その方策として放流という取り組みに注目して参りました。又、私は千葉県の資源管理化 鯛の部の一人でもありました。今後も千葉県の取り組みが前向きに検討、推進されていく事を非力ではありますが後押しして行きたいと考えております。何故なら、この釣りを愛して下さるお客様がおり、恵みを与えて下さる自然があるからです。
 最近では、国家レベルでの検討も始まっている模様です。詳細が分かり次第ご報告致します。更にこの動向が、自然にとって優しく、残された自然が将来においても資産となるよう願っております。

 豊かな千葉の海と書いて「豊千海(ほうせんかい)」という名称を提唱していきたいと思います。
私の思いのままに綴らせて頂きました。ご意見、ご指摘等ございましたら、E-maiにてご一報下さい。
末筆ではございますが、本年もよろしくお願い申し上げます。

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